医者彼との破局を経て
さて、私には幼い頃から描いてきた夢・・・というか、もう自分の中で決定されている事項があった。
それが、「28歳で結婚する」ということ。
その目標に向け、着実に歩んでいた20代中盤。
私は高校時代の塾の男友達の大学の友達のグループとよくつるんでいたのだが、その中の一人と付き合っていた。
付き合い自体は非常に順調。一つ問題があるとすれば彼が将来地方都市にある実家を継がなければならないということ・・・
日本では東京以外住んだことがない、友達もいない私にとっては地方永住はきつい選択肢である。
それでも、それを凌駕するくらい大好きだった元彼。
イケメン・穏やか・医者の卵という最強の物件であった。
しかも共通の友達が多いので、話題には事欠かなかったし趣味も合った。
(別れてから私のどこが好きだったか彼に聞いた時、ウシジマくんが好きなところ、と答えていたw)
さて、医者には婚期のタイミングがあると言われており、一度目は卒業してすぐ
そして二回目が研修医を終えたタイミングである。
医局に所属してしまうと、式に教授を呼ぶために十万とか包まなければならず、めんどくさいのだ。
私はそのタイミングを狙っていた。確か27くらいだったと思う。
二年以上付き合ったし、もういいだろうと。私以外誰と結婚するわけ???と相変わらず威張り腐っていたw
まだ若くてちやほやされ続けていた私は気づいていなかった。
これから自分の価値は暴落していくのに対し、イケメン医者という彼の価値は上がり続けるのだということを。
私も少しは料理をしてみたり努力すればよかったものを、威張り腐っていたので何もせず、ただ単に自分の婚期がやばいから結婚しろと迫り続けたw→「まだ遊びたい」と言われ破局
私はプライドが高いので、それ以上すがりつくことはせず、「結婚してくれないなら別れるわ」と言って去りました。
彼はその後私の数倍のプッシュをされ続けた女と結婚したので、ゴリ押しも効くんだなと思っている。
(でもその子は料理できたっぽいwww)
彼との破局は、人生最大の挫折であった。正直かなり引きずった。
本音を言うと、彼との結婚というより、「28で結婚できなかったこと」が大きな挫折であった。
今は全くそのような感情はないが、当時の私は自分の女としての価値に疑問を感じたことがなかったのだ。
小さい頃から勉強もしてきた、悪いこともしてない、真っ当な両親に愛され育ってきたのに、なんで私がこんな目に遭わなければならないのだと嘆いた。
毎日泣きながら出社した。
これは婚活中の人なら誰しも共感してくれるポイントだと思うが、友達が続々と結婚していく中で、
「私の何が悪いの?私が何をしたっていうわけ?前世で悪いことでもしたのかな」
とか自分を責め立ててしまうのである。
特に日本の男はロリコンなので、年齢に非常に厳しい。
これは私が日本では結婚できないと思う大きな理由の一つである。